【移転検討企業向け】2027年竣工予定の注目オフィスビル特集｜東京主要エリアの再開発を網羅

近年、東京では千代田区・中央区・港区をはじめ、新宿・渋谷・品川といった主要エリアで、大型再開発による新築オフィスビルが次々に誕生しています。

2027年も東京の主要都市にて新築ビルが竣工予定となっていますが、2027年は“量から質へ”の転換が鮮明になるタイミングになりそうです。
2025年～2026年の大量供給期を経て、浜松町の「世界貿易センタービルディング本館」や虎ノ門の「TORANOGATE」など、都市のランドマークとなる大型開発に加え、渋谷・大崎・日本橋本町などでは街区更新型の中規模オフィスが誕生予定となっています！

本記事では、その中でも特に注目度の高い2027年竣工予定の新築オフィスビル一覧をご紹介いたします！

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

千代田区の2027年竣工予定オフィスビル

（仮称）麹町4丁目計画

野村不動産が進めている地上12階・地下1階建ての新築ビルです。
用途は事務所で、完成は2027年11月下旬を予定されています。

【物件概要】
所在地：東京都千代田区麹町4-4-2
主要用途：事務所
規模：地上12階／地下1階
構造：鉄骨造(CFT造)
敷地面積：352.85㎡
延床面積：3250㎡
竣工：2027年11月予定

（仮称）神田錦町計画

店舗を併設した神田錦町一丁目の新築ビルです。
地上12階建て、2027年8月末完成予定となっています。

【物件概要】
所在地：東京都千代田区神田錦町1-2-1
主要用途：事務所、店舗
構造：地上 鉄骨造／地下 鉄骨鉄筋コンクリート造
規模：地上12階
敷地面積：628㎡
竣工：2027年8月31日

麹町郵便局における開発計画

麹町郵便局跡地と隣接地での建て替え計画です。
建設予定の複合ビルは、地上11階・地下2階建て。
地下2階～地上4階を主として郵便局、5階～11階がオフィスとなります。

【物件概要】
所在地：東京都千代田区九段南4丁目1番1号他
アクセス：各線「市ヶ谷」駅徒歩3分
規模：地上11階／地下2階
竣工：2027年春頃

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

千代田区の今後の再開発記事

TOKYO TORCH（東京トーチ）完全ガイド｜日本一高い超高層ビル「Torch Tower」の全貌と大手町の新ランドマーク

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/tokyo-torch/

TOKYO CROSS PARK構想とは？日比谷公園をつなぐ日比谷・内幸町再開発の全貌とオフィス移転の注目ポイント

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/tokyo-cross-park/

【再開発】神田エリアの今とこれから｜駅周辺・内神田・神田小川町の再開発とオフィス拠点としての魅力を解説

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/kanda-uchikanda-ogawamachi/

中央区の2027年竣工予定オフィスビル

（仮称）ヤブ原ビル建替プロジェクト

左官資材や建築材料、建築機械器具などを取り扱う総合商社「株式会社ヤブ原」の本社ビル建て替えプロジェクトです。
地上10階、地下1階の規模で2027年3月竣工予定です。

【物件概要】
所在地：東京都中央区八丁堀2丁目14
アクセス：東京メトロ日比谷線・JR京葉線「八丁堀」駅徒歩3分／東京メトロ東西線「茅場町」駅徒歩5分
構造：鉄骨造（一部鉄筋コンクリート造）
敷地面積：889.13㎡
基準階面積：168.95坪
規模：地上10階／地下1階
竣工：2027年3月予定

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

中央区の今後の再開発記事

【大規模再開発】日本橋リバーウォークとは？首都高地下化・超高層ビル・街の変貌など注目ポイントを徹底解説！

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/nihonbashi-riverwalk/

【大規模再開発】築地地区まちづくり事業とは？再開発の全貌と築地エリアの未来｜オフィス移転メリットも解説

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/tsukiji-machizukuri/

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

港区の2027年竣工予定オフィスビル

世界貿易センタービルディング本館（建替）

外観 イメージパース ※右が本館、左が南館

「世界貿易センタービルディング本館」の跡地に建設される地上46階、地下3階の超高層ビルです。
2021年6月に閉館した「世界貿易センタービルディング本館」の建て替えで、主要用途は事務所となっています。
また、高層部にはラグジュアリーホテル「ラッフルズ東京」が日本初進出することでも注目されています。

【オフィスについて】

貸室 イメージ

本館7階には明るく開放的なオフィスロビーができ、9階から34階には1フロア約850坪という広さを誇るオフィスが整備されます！
貸室は整形無柱のオフィスとなる予定で、東京湾・東京タワー・旧芝離宮恩賜庭園などの景色を望むこともできます。

【物件概要】
物件名：世界貿易センタービルディング本館
所在地：東京都港区浜松町2-4-1（予定）
最寄り駅：JR山手線・京浜東北線「浜松町」駅直結／東京モノレール「浜松町」駅直結／都営地下鉄浅草線・大江戸線「大門」駅直結
竣工年月：2027年3月（予定）
構造：S造（一部SRC造、RC造）
規模：地下3階、地上46階
基準階面積：約2,803m²（約848坪）
延床面積：約301,998m²（約91,354.39坪）※A棟全体
建物高：約235m
駐車場：135台（機械式）、27台（荷捌車）

▼この再開発をもっと詳しく▼

「世界貿易センタービルディング 本館」建替工事が進行中！再開発が進む浜松町駅西口エリアのいま

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/hamamatsucho/

TORANOGATE（虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業）

外観 イメージパース

国家戦略特別区域計画の特定事業に指定された再開発事業の「⻁ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業」。
施設名称は「「TORANOGATE(トラノゲート)」で、「虎ノ門駅」の直上に立地する虎ノ門エリアの新しいランドマークビルが誕生します。

「OPEN INNOVATION GATE」をコンセプトに、虎ノ門に様々な出会いと新しい閃きを生み出す次世代型ワークプレイスと共創の場のひとつとなります。

【物件概要】
所在地：東京都港区虎ノ門一丁目1000番(地番)
アクセス：東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」直結／東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」地下通路直結／東京メトロ千代田線・丸ノ内線・日比谷線「霞ケ関駅」徒歩4分／都営地下鉄三田線「内幸町駅」徒歩5分／JR線・東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋駅」徒歩9分
竣工：2027年10月末(予定)
構造：鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)
規模：地下4階・地上29階建・塔屋1階/171.31ｍ
耐震性能：中間層免震構造
延床面積：119,896.26m²(36,268.61坪)
駐車場：平置き39台(うち、荷捌き10台、身体障害者用1台)、機械式56台

▼このビルをもっと詳しく▼

【2027年10月竣工予定】虎ノ門駅の直上に立地！「⻁ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業(TORANOGATE)」新しい閃きが生まれる最先端オフィスが誕生！

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/toranogate/

三会堂ビル建替

外観 イメージパース

1967年に竣工した「三会堂ビル」の建て替えで、地上19階・地下2階建てのオフィスビルが建設されます。
オフィスフロアの基準階は1フロア約390坪の広々とした無柱空間で、2027年9月竣工予定となっています！

1階には上質で開放感あふれるエントランスホール、各種店舗、2階と3階には約400㎡のホールと大小7つの会議室からなるコンファレンス施設も併設。（オフィスフロアは4階～18階）

BCPサポートやカーボンニュートラル実現に向けた環境への取り組みも行っています。

【物件概要】
所在地：東京都港区赤坂一丁目901番2（地番）
交通：東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王」駅徒歩3分／東京メトロ銀座線「虎ノ門」駅徒歩6分／東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅徒歩7分／東京メトロ丸の内線・千代田線「国会議事堂前」駅徒歩7分
主要用途：事務所、コンファレンス施設、店舗、飲食店、駐車場
敷地面積：3,280m2
延床面積：34,816m2
規模：地上19階／地下2階
構造：S造（柱CFT造）、SRC造、RC造、制震構造
竣工：2027年9月予定

港区の今後の再開発記事

【再開発】品川・高輪ゲートウェイ・泉岳寺・田町エリアの再開発プロジェクト完全ガイド！

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/redevelopment-shinagawa/

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

渋谷区の2027年竣工予定オフィスビル

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業

外観 イメージパース

2027年2月竣工予定の三菱地所が推進する大規模複合再開発プロジェクト。
三菱地所は丸の内を中心とした開発を進めてきましたが、渋谷駅周辺での大規模再開発への参画はこちらのプロジェクトが初となります！

主要用途がホテルの「ホテル棟」と、オフィスや店舗からなる「オフィス棟」の2つの棟で構成され、オフィスは各フロア1,500㎡超の貸付面積を有する高機能オフィスビルとなる予定です。

【物件概要】
所在地：渋谷区道玄坂二丁目10番他
交通：京王井の頭線「渋谷」駅直結／JR「渋谷」駅、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅徒歩2分
敷地面積：約6,720㎡
延床面積：約87,100㎡
規模：≪オフィス棟≫地上30階、地下3階、塔屋2階・高さ約155m
　　　≪ホテル棟≫地上11階、地下2階、塔屋1階・高さ約60m
構造：地上 鉄骨造、地下 鉄骨鉄筋コンクリート造
用途：事務所、店舗、ホテル等
竣工：2027年2月末（予定）

（仮称）MITAKE Link Park

外観 イメージパース

このプロジェクトでは、東京都児童会館跡地と隣接する渋谷区役所旧第二美竹分庁舎及び渋谷区立美竹公園を一体的に開発。
東京都と渋谷区が本事業で誘導する施設（創造文化教育施設、多様な都心居住を推進する施設等）を含む民間複合施設を整備・運営するPPP（パブリック・プライベート・パートナーシップ）事業となっています。

ヒト・モノ・コトがLinkする「MITAKE Link Park」（仮称）は、2027年6月末竣工予定。
主要用途は事務所、住宅、こども教育施設、店舗、多目的ホール等です。

【物件概要】
所在地：東京都渋谷区渋谷一丁目18番3他
敷地面積：9,670.81m²
延床面積：46,577.46m²
用途：事務所、住宅、こども教育施設、多目的ホール、店舗など
規模：地上14階／地下2階
竣工：2027年6月30日予定

（仮称）WORK VILLA SENDAGAYA（北棟／南棟）

プロジェクト名は「（仮称）千駄ヶ谷五丁目計画」。
北棟と南棟のツインオフィスビルで、どちらも地上14階の規模となります。

最寄り駅はJR山手線・総武線、都営大江戸線「代々木」駅です。
南棟は2027年4月末、北棟は2027年5月末の竣工予定となっています！

【物件概要】
所在地：東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目14番
敷地面積：≪北棟≫872.64㎡／≪南棟≫891.21㎡
構造：≪北棟≫鉄骨造／≪南棟≫鉄筋コンクリート造り
規模：地上14階（北棟・南棟共通）
竣工：≪北棟≫2027年5月31日予定／≪南棟≫2027年4月30日予定

渋谷区の今後の再開発記事

【再開発】2025年最新！渋谷駅周辺の再開発動向と注目プロジェクトを大公開！渋谷移転のメリットも

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/redevelopment-shibuya/

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

品川区の2027年竣工予定オフィスビル

大崎リバーウォークガーデン（業務棟）

外観 イメージパース

事業名は「東五反田二丁目第３地区第一種市街地再開発事業」、街区名称が「大崎リバーウォークガーデン」となっています。
大崎駅と五反田駅の中間に位置する約1.6haの街区を一体的に整備する再開発事業で、公園・住宅棟・業務棟で構成されます。

主要用途が事務所・店舗となる「業務棟」は地上20階、地下2階の大型ビルで、2027年2月竣工予定となっています。

編集部

不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」をはじめとした各種サービスを展開する株式会社LIFULLが、2027年8月に大崎リバーウォークガーデンへ本社移転することが発表しています。

【物件概要】※業務棟
所在地：東京都品川区東五反田2-14-1
アクセス：JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン「大崎」駅4分／JR山手線・都営浅草線・東急池上線「五反田」駅6分
延床面積：69,243.25m²
基準階面積：2,562.04㎡（775.02坪）
構造：地上:鉄骨造／地下:鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
規模：地下2階／地上20階塔屋2階建
竣工：2027年2月予定

品川区の今後の再開発記事

【大規模再開発】「OIMACHI TRACKS（大井町トラックス）」とは？広域品川圏に誕生する新たな街の全貌とオフィス移転の注目ポイント

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/oimachi-tracks/

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

2027年の新築ビルをまとめると…

1.量から質へ

2025年～2026年の大量供給期に比べると、2027年の新築オフィスビルの数は減っています。
しかし、東京のビジネス街をアップデートする象徴的な新築ビル・再開発プロジェクトが完成に向かう年でもあります。
浜松町・虎ノ門・渋谷・大崎など、都心の要所でランドマークとなる開発が進みます。

一方、供給量は限定されるため、人気物件は早期の区画確保が必要となり、移転を検討するテナント企業側には慎重なスケジュール設計が求められます。

2.中規模クラスの“街の更新ビル”も同時進行

麹町郵便局跡地、神田錦町、八丁堀など、中規模～準大規模のオフィスビル建替が複数進行しています。
これらの新築ビルも「古い中小ビルが密集するエリアの更新」「街区の防災性・歩行者環境の改善」「環境性能・BCPを備えた新しいビルへの建替」という役割を担います。

2026年竣工ビルと同様、2027年も環境性能やBCP、共用ラウンジ・カンファレンス・ウェルネススペースなどの併設施設、多様性に配慮した設備などを備えたハイグレードな仕様の新築ビルが多くなっています。

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

まとめ

2027年の新築オフィスビルは、数こそ多くないものの、浜松町・虎ノ門・渋谷・大崎などの要所でランドマーク級の開発が進み、街区としての骨格そのものが強化されていきます。
一方で、供給量に限りがあるため、人気物件への移転を検討される際は、早期の区画確保が必要となります。

東京の再開発は2030年代に向けてさらに進展していきますが、自社の未来を前提に、最適な立地・ビルを戦略的に選択していくことが重要です。
移転をご検討中の場合は、募集開始前後の動向・エリアごとの将来価値・竣工後の街の姿を踏まえたうえで、最適な選択を取ることをおすすめいたします！

物件の空き情報や移転に関するご相談など、お気軽にお問合せください！

オフィス移転のご相談無料！お電話でもどうぞ▼
0120-620-213

最新の相場情報もあわせてチェック

【速報】2025年11月の賃貸オフィスビル相場情報と今後の再開発情報【東京主要5区】

https://www.livex-inc.com/office_and/marketprice/office-marketprice/

▶そのほか再開発情報はこちらより

【動画でもオフィスビルをご紹介しています】

この記事を書いた人

代表取締役　原島雄一郎

1989年からオフィスビルの仲介営業に従事。2004年に株式会社ライヴェックスを創業して以来現役職。2024年3月現在で業歴35年 。